香久山駅(かぐやまえき)は、奈良県橿原市出垣内(でがいと)町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)桜井線(万葉まほろば線)の駅である。
駅名は百人一首にも登場する歌枕として有名な山「香久山」に由来する旧香久山村から命名されている。ただし国土地理院は同山の山名を「天香具山」としている。
歴史
- 1913年(大正2年)4月21日:桜井線の桜井駅 - 畝傍駅間に新設開業。
- 1984年(昭和59年)
- 2月1日:荷物扱い廃止。
- 10月20日:桜井線CTC化に伴い駅員無配置化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2005年(平成17年)3月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。ICカード専用簡易改札機で対応。
- 2010年(平成22年)3月13日:路線愛称の制定により、「万葉まほろば線」の愛称を使用開始。
- 2018年(平成30年)6月1日:老朽化に伴うリニューアル工事が始まる。
- 2019年(平成31年)3月:新駅舎竣工。木造の旧駅舎および、ホーム上の待合室が撤去される。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅であり、ホームは高田方面に向かって右側に配置されている。王寺鉄道部管理の無人駅。1925年(大正14年)4月に建てられた小さな木造駅舎が2019年(平成31年)春まで残っていた。
ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。SMART ICOCAのクイックチャージが可能な自動券売機と、ICOCA等のICカード読取機(入場用・出場用)が設置されている。2018年(平成30年)の駅舎リニューアルに伴い、トイレは撤去された。
利用状況
2023年度の1日平均乗降人員は396人。桜井線の駅では、最も少ない。1日の平均乗車人員は以下の通りである。
駅周辺
駅南側から少し離れた所を国道165号が通り、商業施設や会社の事務所や事業所が所々にある。駅北側から少し離れた所を近鉄大阪線が並行し、駅北東側には大福駅がある。当駅付近は民家が多く建ち並ぶが、所々に田畑がある。駅のすぐ前に郵便局ができたため、駅前道路(狭小路)からは駅があることに気付きにくい。
- 日本郵便 香久山郵便局
- 天香具山、耳成山
- 横大路(伊勢街道)- 駅前を東西に通っており、橿原市と桜井市の市境となっている。
- 近鉄大阪線大福駅
- 橿原警察署香久山交番
- ハシダ技研工業 橿原工場
- 国道165号
- 黒田池 - 駅から南へ少し離れた所にある池。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 万葉まほろば線(桜井線)
- ■快速(高田駅経由大和路線直通)・■普通
- 桜井駅 - 香久山駅 - 畝傍駅
- ■快速(高田駅経由大和路線直通)・■普通
脚注
注釈
出典
- 橿原市統計書
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 香具山駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道




