ヒロイック(Heroic、1921年 - 1939年)は、オーストラリアで生産・調教されたサラブレッドの競走馬。5ハロン(約1006メートル)から2マイル(約3218メートル)までのさまざまな距離で勝利を挙げ、また種牡馬としても6シーズン連続リーディングサイアーとなる大成功を収めた。2003年にオーストラリア殿堂に殿堂馬として選ばれている。

経歴

1923年のAJCブリーダーズプレートでデビューし、その初戦を勝利で飾った。2歳時のヒロイックはこれ以外にも、アスコットヴェイルステークスなどを含む全部で6つのステークス競走勝ちを収めている。3歳のときにはコーフィールドギニーとオーストラリアンダービー、5歳時ではコックスプレートにも優勝した。

このほか、ヒロイックは2マイル(16ハロン・約3218メートル)のキングズプレートでも勝ちを挙げており、実に5ハロンから16ハロンまで様々な距離をこなせる多彩さを持っていた。

引退後

種牡馬入りした初年度から好調な出だしを切り、生涯で29頭のステークス競走勝ち馬を輩出、1933年から実に6シーズンもの間オーストラリアリーディングサイアーの座を独占し続けた。

最たる代表産駒に挙がる馬が1934年生まれのアジャックスである。同馬はフューチュリティステークス3連覇など競走馬として顕著な成績を収めた馬で、2004年にオーストラリア競馬名誉の殿堂に組み込まれている。

そのほかの代表的な産駒に、

  • Hall Mark - 1930年生、牡馬。キングズプレート連覇、オーストラリアンダービーなど。
  • Nuffield - 1935年生、牡馬。オーストラリアンダービー、ヴィクトリアダービーなど。
  • Hua - 1934年生、牡馬。ヴィクトリアダービーなど。
  • Leila Vale - 1930年生、牝馬。エイドリアンノックスステークスなど。
  • Valiant Chief - 1932年生、牡馬。ムーニーヴァレーステークスなど。
  • The Marne - 1931年生、牡馬。チャレンジステークスなど。
  • Pure Gold - 1936年生、牡馬。ムーニーヴァレーステークスなど。

後継の種牡馬たちはあまり成功せず、現在にヒロイックの父系は既に見当たらなくなっている。後継種牡馬から出た数少ない成功例に、ロイヤルステップ産駒のフライト(コックスプレート2勝など、オーストラリア殿堂馬)がいる。

1939年に17歳で死亡、遺骸はグロウィーガルフスタリオンに埋葬された。後の2003年、オーストラリア競馬名誉の殿堂はその成績を称え、ヒロイックを殿堂馬の一頭として選定している。

評価

主な勝鞍

1923年/1924年(2歳)
AJCブリーダーズプレート、グウィンナーサリー、マルビリノンプレート、アルマステークス、アスコットヴェイルステークス、シャンペンステークス
1924年/1925年(3歳)
チェルムズフォードステークス、オーストラリアンダービー、コーフィールドギニー
1925年/1926年(4歳)
メムジーステークス、コーフィールドステークス、ニューマーケットハンデキャップ
1926年/1927年(5歳)
メムジーステークス(連覇)、コックスプレート、アンダーウッドステークス、ウィリアム・レイドステークス、CFオーアステークス、セントジョージステークス

種牡馬成績

  • 1933年-1939年 - オーストラリアリーディングサイアー

表彰

  • 2003年 - オーストラリア競馬名誉の殿堂に、殿堂馬として選定される。
  • ロイヤルランドウィック競馬場には、ヒロイックの名を冠した「ヒロイックチャンピオンシップ」が創設されている。

血統表


脚注

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ

ウルトラヒロイック 前編 さしみるヒロイック YouTube

Heroic’ review by FloresPadua • Letterboxd

PROFILE the heroic new cinema

Heroic👑👑👑👑👑👑💪💪💪💪💪🤙🤙🤙🔥🔥🔥🔥🔥🔥 YouTube

ヒロイックソングス!