グレゴリー・スコット・ウィリアムズ(Gregory Scott "Woody" Williams、1966年8月19日 - )は、アメリカ合衆国・テキサス州ヒューストン出身の元プロ野球選手(投手)。

経歴

プロ入りからメジャー昇格まで

アルビン・コミュニティ・カレッジ(英語:Alvin Community College) 、ヒューストン大学(英語:University of Houston) を経て、1988年6月1日にトロント・ブルージェイズからドラフト28巡目で指名され、同年6月5日に契約を結んだ。入団後は、マイナーリーグのニューヨーク・ペンリーグ (A - 級) のチームであるセントキャサリンズ・ブルージェイズ (英語:St. Catharines Blue Jays) に所属し、先発投手として12試合に登板。防御率1.54・8勝2敗・WHIP0.91という好成績を残した。そして、当時ブルージェイズ傘下のチームであったサザンリーグ (AA級) ノックスビル・ブルージェイズに昇格し、ここでは6試合中4試合に先発登板して、防御率3.81・2勝2敗・WHIP1.38を記録した。プロ1年目のマイナーでの通算成績は、18試合の登板 (うち16試合が先発登板) で防御率2.16・10勝4敗・33四球・83奪三振・WHIP1.04であり、いきなり2ケタ勝利を挙げて活躍した。

翌1989年は、フロリダ・ステートリーグ (A 級) のダニーデン・ブルージェイズからスタートし、9試合に先発で・11試合にリリーフで登板して防御率2.32・3勝5敗・3セーブ・WHIP1.11を記録した。次いでノックスビルに昇格すると先発に戻り、14試合中12試合が先発登板だった。成績は、防御率3.55・3勝5敗1セーブ・71.0イニングで33四球・51奪三振・WHIP1.32だった。2チーム計では、34試合に登板・うち21試合が先発登板で、防御率2.89・6勝10敗4セーブ・WHIP1.21であり、負け越したものの通年の防御率は、2年連続で2.00台にまとめ上げた。

1990年はノックスビルでシーズンを迎え、リリーフでの登板に比重が置かれた。42試合中30試合がリリーフ登板で、防御率3.14・7勝9敗5セーブ・WHIP1.19をマーク。そして、インターナショナルリーグ (AAA級) のシラキュース・チーフス (当時ブルージェイズ傘下) に昇格したが、3試合・9.0イニングに投げて15被安打10失点と炎上して1敗を喫し、防御率10.00・WHIP2.11だった。通年では、45試合の登板 (12先発登板) で防御率3.60・7勝10敗5セーブ・WHIP1.25という成績であり、2年連続で2ケタ敗戦を喫したものの、リリーフがメインながら135.0イニングを投げた。

1991年、前年と同じくノックスビル所属でスタート。同年はリリーフでの起用に拍車が掛かり、先発登板したのは18試合中1試合のみだった。ノックスビルでは防御率3.59・3勝2敗3セーブ・WHIP1.31を記録し、シラキュースに合流。シラキュースでは31試合でマウンドに登り、防御率4.12・3勝4敗6セーブ・WHIP1.45を記録。ノックスビルとシラキュースの通算では、49試合中48試合のリリーフ登板で防御率3.88・6勝6敗・97.1イニングで41四球・74奪三振・WHIP1.39を記録したほか、キャリアハイの9セーブを挙げた。

1992年は年間通じてシラキュースでプレー。また、役割も先発メインに戻った。同年は25試合中16試合が先発登板であり、6勝8敗と負け越したものの、過去2シーズン連続で3.60を超えていた防御率を3.13まで改善し、成長の跡を残した。なお、同年はリリーフで投げた試合で1セーブも記録した。

メジャー昇格から引退まで

1993年5月14日、敵地での対ニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビューを果たし、0.2イニングで3被安打1四球2失点という、ほろ苦い投球内容だった。同年は全てリリーフで30試合に登板し、防御率4.38・3勝1敗・WHIP1.68というイマイチの成績だった。

メジャー2年目の1994年も、リリーフ専業で38試合に登板。防御率3.64・1勝3敗・WHIP1.30という成績を残し、負け越したものの防御率やWHIPを改善して成長の跡を示した。なお、38試合はチーム2位の登板試合数だった。また同年は、59.1イニングで56三振を奪う力投を見せ、ウィリアムズのキャリアで最高となる奪三振率8.5も記録した。1995年は23試合の登板で、デビュー以来では最小の登板試合数ながら、3試合で先発登板した。同年は、防御率3.69・1勝2敗・WHIP1.34を記録した。

1996年から先発での起用がメインとなり、12試合中10試合が先発登板だった。同年はキャリア初の完投を記録したほか、防御率4.73・4勝5敗・21四球・43奪三振・WHIP1.44等の成績を残した。翌1997年にはフルシーズン先発ローテーションに定着し、31試合に先発登板。194.2イニングを投げてア・リーグワースト5位タイの31本塁打を浴び、防御率4.35・9勝14敗とイマイチの成績に終わった。1998年は6月25日の対モントリオール・エクスポズ戦でキャリア初完封を記録。被本塁打の多さは相変わらずで、32の先発登板・209.2イニングでリーグワースト2位の36本を浴びたが、防御率4.46・10勝9敗・WHIP1.32を記録し、自身初の2ケタ勝利を挙げた。同年オフの12月12日、ジョーイ・ハミルトン投手とのトレードにより、ピート・トゥッチ外野手 (メジャー経験なし) 及びカルロス・アルマンザー投手と共にサンディエゴ・パドレスに移籍した。

パドレス加入1シーズン目の1999年、33試合に先発登板してチームトップの208.1イニングを投げた。防御率4.41・12勝12敗・WHIP1.37という成績を残し、ブルージェイズ時代から2年連続で2ケタ勝利を挙げた。2000年は23試合の先発登板に留まったが、ナ・リーグ8位タイの4完投を記録して規定投球回 (162.0イニング) には到達。規定投球回に達したシーズンとしては、いずれも結果的にキャリアハイの防御率3.75・WHIP1.23を記録して、3年連続2ケタ勝利 (10勝8敗) をマークした。また、同年は打者としても活躍し、58打数15安打 (打率.259) ・1本塁打 (メジャー初本塁打) ・9打点を記録した。翌2001年は、前年と同数の23試合に先発登板した時点で防御率4.97・8勝8敗・WHIP1.43という不安定な成績だった。その後、同年8月2日にレイ・ランクフォード及び金銭とのトレードで、セントルイス・カージナルスへ移籍した。

カージナルス移籍後は11試合に先発登板。いずれもリーグ7位タイの3完投・1完封を含む、防御率2.28・7勝1敗・WHIP0.97と大活躍した。パドレスとの合算では、34先発登板・220.0イニングで防御率4.05・15勝9敗・56四球・154奪三振・WHIP1.27という成績で、15勝は4年連続2ケタ勝利且つ自己最高 (当時) となる数値だった。同年、キャリア初のポストシーズンでの登板を経験。アリゾナ・ダイヤモンドバックスとのNLDSで1試合に先発登板し、7.0イニングを4被安打1四球1失点9奪三振にまとめる力投を見せ、勝利投手となった (チームは敗戦) 。

2002年は、側胸部の筋肉痛を含む2度のDL入りがあった為、17試合の先発登板に留まり、6シーズンぶりに規定投球回未達だったが、防御率2.53・9勝4敗・WHIP1.06という好成績で、投げられれば高い実力がある事を示した。ポストシーズンでは、サンフランシスコ・ジャイアンツとのNLCSで1試合に先発登板。6.0イニングで6被安打2被本塁打3失点と打ち込まれて敗戦投手となった。

2003年は前半戦で12勝3敗と勝ち星を荒稼ぎし、初めてオールスターのメンバーに選ばれた。オールスターの試合ではナ・リーグ5番手で登板したが、ギャレット・アンダーソンにホームランを浴びた。後半戦は打ち込まれる事が多くなり、15試合の登板 (先発登板は14試合) で防御率5.23・6勝6敗という成績だった。それでも、前半戦で勝ち星を貯金した事が効いて、キャリアハイ且つリーグ2位タイの18勝 (9敗) を挙げた。

2004年11月4日に、FAになる。同年12月9日に、古巣パドレスへFA移籍。

2006年は、12勝5敗で2年振りの2ケタ勝利を記録し、リーグトップの勝率7割6厘を記録した。同年10月31日に、FAとなる。同年11月25日に、ヒューストン・アストロズへ2年総額1,250万ドルでFA移籍。

2007年はリーグワーストの35被本塁打を記録し、リーグワースト3位の15敗だった。

詳細情報

年度別投手成績 (MLB)

  • 「-」は記録なし。
  • 通算成績の「*数字」は、不明年度がある事を示す。
  • 太字はリーグ1位。

獲得タイトル・表彰・記録

  • オールスターゲーム選出:1回 (2003年)
  • ピッチャー・オブ・ザ・マンス:1回 (2001年9月)

背番号

  • 54 (1993年 - 1997年途中)
  • 20 (1997年途中 - 同年途中)
  • 30 (1997年途中 - 1998年)
  • 18 (1999年 - 2001年途中)
  • 19 (2001年途中 - 2004年)
  • 17 (2005年 - 2006年)
  • 29 (2007年)

脚注

外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

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