鹿児島県立鴨池陸上競技場(かごしまけんりつかもいけりくじょうきょうぎじょう)は、鹿児島県鹿児島市の鴨池公園内にあるスタジアム。球技場としても使用される。2018年4月1日から薩摩酒造(本社:鹿児島県枕崎市)が命名権を取得し「白波スタジアム」(しらなみスタジアム、略称「白波スタ」)の呼称を用いている(詳細は後述)。
鹿児島県教育庁所管の「鹿児島県総合体育センター」施設の一つ。施設は鹿児島県が所有し、セイカ・ユナイテッドグループが指定管理者として運営管理を行っている。
歴史
1972年に開催された第27回国民体育大会(太陽国体)の会場として使用することを念頭に1970年12月に完成した陸上競技場である。
1994年にナイター照明設備、翌1995年にバックスタンドを新設した。また、2023年に開催される特別国体に向けて2014年8月1日から断続的に改修工事が行われている。
施設概要
- 日本陸上競技連盟第1種公認、ワールドアスレティックスCLASS 2認証取得
- 収容人員:19,934人(メインスタンド7,592人、バックスタンド5,342人、芝スタンド7,000人)
- 大型映像スクリーン(フルカラー)
- 建物面積:15,793m2
- トラック:400m×8レーン
- フィールド:夏芝 (ティフトン419)、冬芝 (ペレニアルライグラス)
開催された主なイベント・大会
陸上競技
- 九州中学校陸上競技大会
- 南九州高校総体陸上競技大会
- KKB小学生陸上フェスタ
サッカー
- 鹿児島ユナイテッドFC - 公式戦
- 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)公式戦
- ジュビロ磐田、京都サンガF.C.(1997年-2000年、2002年-2013年)、ロアッソ熊本、大分トリニータ(2008年・2010年)、横浜フリューゲルス(1993年-1998年)などが開催。
- ジュビロ磐田 - 春季キャンプ 1997年~
- 松本山雅FC - 春季キャンプ 2013年~
- ジュ ブリーレ鹿児島 - 公式戦
- 九州サッカーリーグ - 公式戦
- 国際女子サッカークラブ選手権 - 2013年
- JFA 全日本U-12サッカー選手権大会決勝大会 - 2015年~
ラグビー
- ジャパンラグビートップリーグ公式戦
- ラグビーワールドカップ2019における南アフリカ代表の事前合宿地
その他
- 第27回国民体育大会・第8回全国身体障害者スポーツ大会(1972年)
- 特別国民体育大会・特別全国障害者スポーツ大会(2023年)
施設命名権
2017年8月に、鹿児島県が鹿児島県立鴨池野球場・かごしま県民交流センターと共に施設命名権を公募。2018年1月、鹿児島県枕崎市に本社を置く酒造メーカー・薩摩酒造が命名権を取得し、呼称が同社の製造する芋焼酎「さつま白波」に因み「白波スタジアム」となることが発表された。契約期間については、当初は2018年4月1日から2021年3月31年までの3年間(契約額は年間864万円(税込)と報道)とされたが、2021年以降も3年ごとに契約が更新されており、現在は2027年3月31日までの契約となっている。ネーミングライツ料は2024年の契約更新時点で年額880万円(税込)である。Jリーグにおいては略称を「白波スタ」としている。
交通
- JR鹿児島中央駅より市営バス16番線「鴨池港」行き または27番線「与次郎一丁目」行き で「KKB前」下車。
- 鹿児島市役所前より市営バス16番線「鴨池港」行で「KKB前」下車
- JR鹿児島駅・天文館より鹿児島市電 1系統で騎射場停留場下車、徒歩17分
ギャラリー
公園内その他のスポーツ施設
- 鹿児島県立鴨池野球場
- 鹿児島県立鴨池補助競技場
- 鴨池公園多目的屋内運動場
脚注
外部リンク
- 鹿児島県教育委員会による鹿児島県立鴨池陸上競技場の紹介
- 鴨池公園,鴨池緑地公園及び鹿児島ふれあいスポーツランドの運動施設の管理に関する条例
- 鹿児島県体育施設(セイカ・ユナイテッドグループ)



